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非常食のパンは美味しい?おすすめの種類や失敗しない選び方・食べ方を徹底解説!

「非常食のパン=美味しくなさそう」と思っていませんか?確かに、以前の非常食パンは乾パンのように硬く、香りも控えめで“お腹を満たすだけの存在”というイメージでした。

ところが最近では、非常食パンが“おいしく食べられる保存食”へと大きく進化しています。封を開けた瞬間に広がる香り、ふんわりとした食感、そしてまるで焼き立てのような口どけ。非常時だけでなく、忙しい朝やキャンプ、さらには安心を贈るギフト用として購入する人も増えています。

では、いまの非常食パンはどうしてここまでおいしくなったのでしょうか?この記事では、非常食パンが進化した理由やタイプ別の特徴、選び方、そして“いざというときもおいしく食べる工夫”まで詳しく紹介します。きっと「非常食パン」に対する印象が一変するはずです。

非常食のパンは美味しくない?非常食パンの歴史と”あるある”

非常食パンには「固くてパサパサしている」「べたついて崩れやすい」といった、少し相反するマイナスイメージを持つ方もいらっしゃいます。こうした両極端なイメージがあるのは、非常食パンが長い年月をかけて歩んできた歴史と関係しています。

1990年代の前半までは、何よりも保存性が優先されていました。非常食パンの水分量は通常のパンの10~15%程度に抑えられ、そのためどうしても硬くなりがちでした。風味や油脂成分も酸化を防ぐために控えめにされていたため、「噛むのに時間がかかる」「飲み物がなければ飲み込みにくい」「満足感が少ない」といった声も多く聞こえました。

その後、阪神・淡路大震災をきっかけにした1995年から2000年代の前半にかけて、柔らかく食べやすい缶詰パンが登場しました。しかし、この時期の缶詰パンは「缶から取り出しにくい」「ベタついて崩れやすい」といった課題がまだ残り、香ばしいパンらしい風味は十分には感じられないものでした。

こうした経緯から、非常食パンは長い間「とにかく生き延びるための食料」というイメージが根強く残っており、未だに「美味しくない」という印象を持つ人がいるのはこのためです。

いまの非常食パンは美味しい?

上記のように、かつては「非常食パン=味より保存性」というのが一般的なイメージでした。しかしボローニャは、2004年の新潟中越地震の現地の声をきっかけに「非常時こそ美味しいものを」という想いから開発をスタート。これにより、非常食パンは大きな変化を遂げることになりました。

そこで開発・販売された「缶deボローニャ」は、多くの人に「これが防災用?」「非常食の概念が変わった」と驚かれた商品です。封を開けた瞬間、ふわっと甘い香りが広がり、デニッシュ特有のリッチな層が空気を含んで軽やかに広がります。また、軽くほぐすだけで風味が立ち、まるで焼きたてのような柔らかな口どけなのも特徴です。

このように、いまの非常食パンは、昔のように“乾パン的で味気ない”非常食とはまったくの別物となっています。パッケージにもこだわる商品が増え、「非常時にもおいしく食べられる幸せ」を届ける、心にも寄り添う食品へと進化しているのが、いまの非常食パンなのです。

非常食パンが美味しく進化した3つの理由

以前のイメージと現在の非常食パンは、まったくの別物になっているというのはお話した通りです。そこで気になるのが、「どうやって美味しい非常食パンができたの?」ということではないでしょうか。

ここでは、3つの技術に着目して、美味しくなった理由を詳しく解説します。

① 特殊製法・密封技術の進化で「焼きたて感」を再現

いまの非常食パンは、焼き上げ直後に真空密閉し、酸素を遮断することで焼きたての風味と水分を閉じ込めています。
たとえば「缶deボローニャ」では、焼成後のパンを缶に詰め、独自の脱酸素技術によって保存性を高め、5年6か月もの長期保存が可能となりました。保存中も金属のバリアによって酸素がほとんど触れないため、香りも風味も劣化しにくくなっています。そのため、開封時にはベーカリーで買いたてのような香りを楽しむことができるのです。
パウチタイプの非常食パンも同様で、アルミ蒸着やナイロン積層でバリア性を確保しています。この製法のポイントは「乾燥させすぎないこと」。糖や油脂のバランス調整により、長期保存でもしっとり感が持続します。包装フィルムの改良も進み、パウチでも缶と同等の密閉度を実現。技術革新が、“おいしさをそのまま止める”ことを可能にしたのです。

② 乳酸菌発酵による低保存料&しっとり優しい生地

もう一つの進化は発酵技術です。
いまの非常食パンの発酵は、パネトーネ種や天然酵母を用いた乳酸菌発酵を採用しているものが多いです。パネトーネ種には乳酸菌が豊富に含まれているため、雑菌の繁殖が抑制されるため保存料に頼らずに自然な酸味とやわらかさを長期間キープできるようになりました。
乳酸菌発酵を用いた製法は、美味しさと香りを引き出し、日数が経ってもパサつきにくいという特徴もあります。 そのため、温めずに常温のままでもパンらしい優しい風味を楽しむことができるのです。

③ 多様なフレーバーと食感バリエーションで飽きない設計

また、非常食パンの食感や風味のバリエーションが大幅に増えているのも見逃せません。
いまは、甘さ控えめで朝食にぴったりのタイプから、子どもが喜ぶスイーツ感覚のタイプまで、幅広くそろっています。食感はふんわりからしっとりまで、フレーバーは「プレーン」「チョコ」のほか、「オレンジ」「メープル」などもあります。
そのため、小さな子どもや甘党の方は甘いフレーバーのものを、成長期や男性の方のようにボリューム不足を感じやすい方はおからや黒豆のものを、他のご飯と食べたい方や飽きが心配な方は甘さ控えめで朝食にも合うタイプを、と個人の好みに合わせて選ぶことができるようになっています。
もちろん、長期保存でも香りが持続する工夫が施されているため、非常時でも「いつもの味」を楽しむことができます。

非常食パンの種類とおすすめタイプ

非常食パンは大きく「缶詰タイプ」と「パウチタイプ」に分かれます。どちらも手軽に食べられますが、それぞれに特長があります。 ここでは、それぞれのタイプに分け、各パンの特徴とどのパンがどのような方におすすめなのかを解説していきます。

缶詰タイプ|開けてびっくり、ふんわり系

まずご紹介したいのが、缶詰タイプの非常食パンです。
缶詰タイプの非常食パンは、少々嵩張りますが長期保存が可能で、保存中も酸素や湿気、光などからはもちろん、衝撃や水濡れなどにも強い高いバリア性が特徴です。プルトップ缶で開けやすく、中身が上下逆さまに入っているため、取り出しやすい設計になっています。
また、バターなど脂質を多く含むデニッシュやブリオッシュタイプなど、パン本来のしっとり食感や風味を楽しめる製品が多く、非常時のみならず日常の備蓄やギフトとしても人気です。

デニッシュタイプ

デニッシュタイプの非常食パンは、マーガリンを何層にも折り込んだ贅沢な生地が特徴で、長期保存してもしっとりした食感を保ちます。 焼き菓子のようなリッチな甘みと香りがあり、特別な日のご褒美や、大事な備えとして美味しさを求める方に向いています。保存食とは思えないほどのクオリティで、非常時だけでなく普段使いにも適した味わいです。 また、デニッシュタイプの非常食パンは、パッケージにもこだわっているものもあり、「安心を贈る」という意味でもギフトで選ばれている方もいます。例えば、下記”めがねうさぎ 備蓄deボローニャ”は、小さなお子様のいる家庭に人気の商品です。

「もしもの時」はないに越したことはありませんが、こういった非常食パンを用意しておけば心に余裕が持てそうですね。

ブリオッシュタイプ

ブリオッシュタイプの非常食パンは、卵とバターをたっぷり使ったリッチな生地が特徴です。柔らかでふんわりとした食感があり、まろやかな甘みが感じられるため、小さなお子様や高齢者にも食べやすいです。
非常時でも心がほっとするような優しい味わいを求める方に特におすすめです。保存性が高く、甘みとコクが長持ちするのも大きな魅力です。ジャムやツナ缶、カレーなどを挟んでサンドウィッチにすることができるため、飽きが心配な方にもおすすめです。

フレーバー・高機能タイプ

缶タイプの非常食パンには、オレンジやチョコレート、イチゴやメープルなどのフレーバーが楽しめるデザート感覚のパンもあり、甘党な方や子どもも楽しむことができます。また、おからや黒豆などが入っている機能性を重視したパンもあります。こういった非常食パンは、物足りないと感じやすい男性や健康志向な方にもピッタリです。小さな子どもにも喜ばれやすい特徴があります。 味のバリエーションを重視する方や避難生活でも食べることを楽しみたい方にもおすすめのタイプです。

アレルゲン対応タイプ

非常食パンの中には、卵や牛乳を使用していないシンプルな食パンタイプのものやデニッシュ生地などもあります。こういったアレルゲン対応製品は、保存料を極力抑え、自然な発酵や素材の工夫によって安全性と美味しさを両立させているのも特徴です。 こういったタイプのものを用意しておけば、アレルギーを持つ方や食品制限がある方はもちろん、離乳食期の子どもも安心です。

パウチタイプ|軽くて便利、備蓄しやすい

パウチタイプの非常食パンは、軽量でコンパクトに収納できるため、省スペースな保存に向いています。また、切れ込み入りで開けやすく、破棄も簡単なため、持ち運びやすさと利便性の高さから、防災バッグでの備えやアウトドア用の備蓄に人気があります。
アルミ蒸着やナイロン積層の高いバリア性により、酸素や湿気、光を防ぎながらしっとりした食感を長期間キープできるのが特徴です。

コッペパンタイプ

コッペパンタイプの非常食パンは、軽やかで食べやすい食感が特徴で、実用性と食べやすさを兼ね備えたパンをお探しの方にぴったりです。表面が薄くてしっとりとしているため、小さなお子様からご年配の方まで幅広く食べやすいです。
主食としてそのまま楽しめるだけでなく、カレーやツナ、ジャムなどを挟んでサンドウィッチにしても楽しめるため、家族どなたでも多様な食べ方ができるパンなため、飽きが心配な方にもおすすめです。

ブリオッシュタイプ

パウチタイプにもブリオッシュ生地の非常食パンがあり、卵とバターをたっぷり使ったしっとり柔らかな口当たりと優しい甘みが楽しめます。このタイプは軽くて持ち運びやすく保存期間も長く、非常時の栄養補給だけでなく、普段の朝食やおやつとしても適しています。
また、保存料に頼らず発酵技術で柔らかさを保ち、封を開けた時にふんわりとした香りが広がるのも特徴です。食べやすく満足感があるため、小さなお子様や高齢者の方にも安心しておすすめできる非常食パンです。

スイーツタイプ

パウチタイプの非常食パンには、手軽に食べやすいスティック型のバウムクーヘンのように”本格的に楽しめるスイーツ”もあります。ふんわりよりもしっとりとした食感になるのはパウチならではで、普段のおやつや登山やキャンプといったアウトドアでもおすすめです。
コンパクトで持ち運びやすく、避難時にも手軽に高カロリーのエネルギー補給ができるため、小さなお子様から大人まで幅広い層に人気があります。

アレルゲン対応タイプ

パウチタイプのアレルゲン対応製品には、卵・乳不使用のものが増えており、キャラメル味や野菜入り、米粉パンなど、多様なフレーバーや素材が揃っています。離乳食期の子どもやアレルギーを持つ方に特に重宝され、学校や高齢者施設の備蓄でも活用されています。
缶詰タイプにも卵乳不使用の製品がありますが、パウチタイプの方がフレーバーなどの多様性と携帯性で優れている傾向にあります。

失敗しない“美味しい非常食パン”の選び方

非常食パンを選ぶ際は「美味しさ」「保存期間」「備蓄のしやすさ」の3つにこだわることをおすすめします。
好みの味や香りのものを選べば、非常時でも心の支えや余裕となります。そのため、事前に家族と防災訓練として実食し、「この味が良い」と思えるものを選んでおくのがおすすめです。ただし、いくら好きでも甘すぎると飽きにつながる可能性があるため、甘さ控えめでアレンジが効きそうなものや複数のフレーバーを選定すると良いでしょう。
保存期間は、常温で3年以上、できれば5年以上保存できるものが安心です。長期保存できても「ローリングストック」で定期的に入れ替えましょう。つい買い替え時期を過ぎてしまうという方は、防災の日に使うという習慣を取り入れることをおすすめします。
備蓄のしやすさも重要で、パウチは軽くて省スペースですが、缶詰の方が耐久性があります。より安全性を高めるためには、それぞれの特性を活かして組み合わせることが勧められています。たとえば、車や防災リュックではコンパクトなパウチタイプを、キッチンやベッド下などのスペースがある場所には缶詰タイプをそれぞれ備蓄しておけば、いざという時も安心です。

非常食パンの非常時の美味しい食べ方もチェック!

非常食パンは、開封後すぐにそのまま美味しく食べられるよう設計されていますが、環境ストレスなどで味覚や嗅覚が鈍ってしまうこともあります。そこで、非常時により美味しく食べるコツについてご紹介します。ポイントは、「水分補給」「適温に温める」「風味の追加」の3つです。
まず、水やお茶を一口飲んで口の中を潤すと、パンの口どけが良くなって甘みや香りが感じやすくなります。次に、パンを手のひらや衣類のポケットで数分温めたり、使い捨てカイロで包んで温度を少し上げてあげましょう。こうすることで、香りがより引き立ち、しっとり感も増して食べやすくなるはずです。
また、ジャムやピーナッツクリーム、ツナのオイル、はちみつなどを少量添えると風味の層が増して、満足感が高まります。飲料や果物缶のシロップを少量加えるのも、飲み込みやすくなるのでおすすめです。衛生面にも気をつけ、開封後は早めに食べきるようにしてください。

“今日の笑顔”のためにも、非常食パンの美味しい備蓄を!

この記事では、「美味しい非常食パン」をテーマに、ひと昔前と比較して美味しくなった理由やおすすめのパンのタイプと選び方、非常時の食べ方について解説しました。
非常時には、食べるものがある安心感に加え、美味しいパンが心の支えになることもあります。甘さのバランスや食感の好みをふまえ、ローリングストックを意識した備蓄法を選びましょう。多様な形状や味の中から、自分や家族に合ったパンを見つけることが安心の備えにつながります。
「どの非常食パンが良いか迷っている」という方は、「非常食おためし!6缶セット」を試してみてはいかがでしょうか。通常よりも少ない個数でボローニャの非常食パンを試す事ができます。好みの味の非常食パンを用意しておけば、もしもの時の安心感が段違いになるでしょう。